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結婚式 食事のマナーガイド

2015年01月30日(金)

披露宴会場で知っておきたい食事のマナー

新郎新婦の新たな門出を祝う結婚式。披露宴の豪華な食事も楽しみの一つですが、意外と知らないのが食事のマナー。基本的な食事のマナーは披露宴だけでなく、いろいろな場面でも活用できるので、しっかり身につけておきたいところです。

ナプキンを広げるタイミングとナイフとフォークの使い方をおさらい

披露宴会場に案内され、自分の席に着くと目の前にはテーブルセットがずらりと並んでいます。いったいナプキンはいつ広げればよいのでしょうか? 着席後すぐ? それとも食べ始める寸前でしょうか。
まずは、披露宴のお食事前までの基本的な流れをおさえましょう。一般的な披露宴では「新郎新婦の紹介」、「主賓挨拶」、「乾杯」、その後はしばし「ご歓談」の順で進行します。乾杯は起立して行いますので、乾杯後に着席してから、ナプキンを広げるのが自然です。
乾杯の後は、いよいよお食事です。テーブルの上には大小さまざまなナイフとフォークが並んでいます。基本的には外側からオードブル、魚、肉、デザート用の順で並んでいますので、覚えておきましょう。
そして、次の点に気をつけてお食事を楽しみましょう。まず、ナイフ(利き手に持つのが基本)とフォークで一口ごとに料理をカットして口に運びます。このとき、ナイフやフォークについたソースをなめたり、スープを音を立ててすする、ガチャガチャ大きな音を立てるのはご法度です。また、ナイフやフォークの先端を人に向けたり、上に向けたりするのもマナー違反です。
また、披露宴の進行に合わせて、食事のペースが決まっています。できるだけ食事のペースも周りに合わせるように心がけます。

スピーチや余興中には食事の手を休めて、話している人の方へ体を向けよう

披露宴会場で行われるスピーチや余興は、新郎新婦の大切な方々からのお祝いのメッセージを伝える大事な場面です。食事を続けてもかまいませんが、この時間は少し食事の手を止めて、スピーチや余興を行う方々に注目し、一緒に祝福の気持ちを伝えましょう。特に同じテーブルの方がスピーチや余興をする際は、手を止めて体を話している人の方へ向け、しっかり聞きましょう。スピーチが終わって席に戻ってきたときには「感動しました」など感想を伝えるようにすると喜ばれます。
特にスピーチ中はスープをすする音、ナイフやフォークの音が目立ちます。食事のマナーとしても失礼になりますので、気をつけましょう。また、口にものを入れたまま話しかけたりするのも食事中のマナー違反です。
スピーチや余興の最初と最後の拍手も忘れずしましょう。このとき、なるべく席を立つことは控えて、その場の雰囲気を壊さないように心がけましょう。

中座をするときナプキンは軽くたたんで椅子の上へ

食事を中座するとき、例えばケーキカットのときに写真を撮りに前に出たりする場合ですが、このときのナプキンは簡単にたたんで椅子の上、または、椅子の背もたれの部分にかけておきます。もし、事情で退席するような場合は、軽くたたんだナプキンをテーブルの上に置きます。
また、席を立つ場合は会場の真ん中を突っ切ったり、人前を横切ることがないようにし、なるべく席に近い壁際に沿って退席または着席し、周囲の人の視界を邪魔しないように心がけましょう。

花束贈呈まで食事が残っていても食べるのはやめよう

披露宴のクライマックスである花束贈呈はもっとも重要な場面です。たとえ料理が食べきれずに残ってしまったとしても、食事を続けるのはやめて注目します。
新婦から両親へ感謝のメッセージ、新郎からの挨拶は披露宴の締めくくりでもあります。新郎の挨拶が終わったときには2人に祝福の気持ちをこめて心からの拍手を送りましょう。
この惜しみない拍手が2人の新たな門出には欠かせない演出となり、新郎新婦だけでなく、列席したすべての方々の思い出に残るすばらしい一日となることでしょう。

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