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結婚式のスピーチ 使える例文集

2015年01月30日(金)

結婚式のスピーチ 使える例文集

披露宴での祝辞を頼まれたら、話す内容を検討し、十分に練習をしておきたいものです。そこで今回は、自己紹介や新郎新婦とのエピソード、お祝いのメッセージをどのように話せばよいのか、立場別に例文をご紹介します。

学生時代の友人編

「新郎の〇〇くんとは高校1年のときからの付き合いになります。高校時代はサッカー部に所属し、一緒に毎日、汗を流しました。キャプテンだった〇〇くんはチームをうまく盛り立て、まとめあげる才能がありました。人知れず苦労したことも、たくさんあったと思いますが、それを周囲には見せなかったのが〇〇くんのすごいところで、僕はいつもかげながら尊敬していました。違う大学に進みましたが、機会があるたびによく飲みに行き、色々なことを語り合いました。僕が就職活動で悩んでいるときも、よく愚痴を聞いてもらったものです。そんな〇〇くんが生涯の伴侶として●●さんを紹介してくれたのは、去年の夏でした。〇〇くんは仕事で多忙な時期でしたが、●●さんの存在が支えになり、仕事を頑張っているんだということがよく分かりました。本当にお似合いのカップルで、うらやましい限りです。これからも友として、お二人のことを応援していきます」。

「今日は〇〇ちゃんへ手紙を書いてきましたので、この場をお借りして、読ませていただきたいと思います。〇〇ちゃんへ。〇〇ちゃんとは大学時代を同じサイクリング同好会で過ごしました。入部後、私たちはすぐに意気投合し、仲良くなったよね。〇〇ちゃんは自然が好きで、外で体を動かすのも大好きだったから、暇を見つけては色々なところでサイクリングを楽しんだね。特にサークルの旅行で一緒に行った長野の高原や、北海道の雄大な大地は今も目に焼き付いているよ。社会人になって会う機会は少なくなったけれど、今も私は、〇〇ちゃんと過ごした青春時代を忘れられません。〇〇ちゃんから、●●さんもアウトドアが好きな方だとお聞きしました。いつか私も結婚したら、それぞれの旦那さんや子供を連れて、家族で一緒にサイクリングを楽しみたいね。その日が来るまで待っていてね。△△より」。

「同期の〇〇が、先輩の●●さんとお付き合いしている、と聞いたとき、最初は本当に驚きました。●●さんと言えば、優しくて格好良くて、サークル内の憧れの存在。二人はたまたま一緒の作業が多くて、大好きな音楽関係の話で盛り上がったそうです。〇〇の天真爛漫な明るい性格が、●●さんのハートを射止めたのでしょう。サークル内でもベストカップルと噂されるほど二人は仲が良く、誰もがうらやむ存在でした。いつも笑顔の〇〇ですが、傷付きやすいところもあり、時には涙することも多かったと思います。そのたび●●さんが、そのままの〇〇を受け止めて、大切に守ってくれていましたね。これからの結婚生活で何があっても、二人の絆は固いと信じています」。

職場の同僚編

「〇〇君が営業部に配属され、一緒に仕事をするようになって今年で4年になります。○○君は礼儀正しく、落ち着いた好青年でありますが、入社当時はハードな営業の仕事を続けていけるのか、多少なりとも心配をしました。しかし、粘り強い性格とタフな精神力が功を奏し、今では我が営業部に無くてはならない存在となっております。これからはきっと、●●さんとのご結婚により、一段と人間的な幅が広がることと私としましても期待しております」。

「〇〇ちゃんより私は入社が1年早いのですが、先輩後輩の枠を超え、女友達の一人として親しくさせていただいています。職場ではいつもきっちりと仕事をこなし、周囲の信頼も厚い〇〇ちゃん。そんな彼女ですが、一緒に食事に行くといつも●●さんの自慢話になって、よくのろけられました。仕事をしている〇〇ちゃんはしっかり者ですが、きっと●●さんの前では可愛い一人の女性なんだと思います。●●さん、〇〇ちゃんが素敵な奥さんになることは私が保証します。だからぜひ、これからも時々は、私と一緒に食事へ行くことをお許しください。新居にもお邪魔させてね」。

「〇〇君と●●さんは同期入社で、部署のお花見の席が付き合うきっかけだったと聞いております。その後、二人の部署は別々になりましたが、それぞれに仕事の悩みを分かち合い、良きパートナーとして切磋琢磨しあう関係だったようです。入社から6年が経ちましたが、共にわが社にとっては欠かせない存在として活躍してくれております。いつ結婚するんだ、と周囲はやきもきしておりましたが、ようやく今日と言う日を迎えられたことは、職場の仲間一同、感無量です。●●さんは結婚後も仕事を続けられる、ということで、ますます力を合わせて家庭に仕事に、頑張ってくれるものと期待しております」。

地元の友人、おさななじみ編

「私と〇〇君は小学校、中学校時代を共に過ごした幼なじみです。優秀な〇〇君はその後、地元を離れ、高校、大学を東京で過ごすこととなりましたが、私たちの友情は続き、社会人になった今も仲良くさせてもらっています。〇〇君は聡明なのに謙虚で、正義感も強く、男性の私から見てもイケメンです。今日、初めて新婦の●●さんにはお目にかかりましたが、とても素敵な女性で、さすが〇〇君の選んだ人だと感心した次第です。今度、故郷へ戻ってくるときは、ぜひ地元の友達に●●さんを紹介させてください」。

「〇○と私は幼稚園からの親友で、小学校、中学校、高校までを共に過ごしました。幼いころから本当に気が合って、家も近かったからよく遊びました。いつもいつも一緒だったから、もしかしたら家族より過ごした時間は多かったかもしれません。ささいなことで笑いあい、一緒に泣いたこともたくさんあります。けんかもしたけれど、すべてが〇〇との大切な思い出です。〇〇が●●さんのことを紹介してくれたとき、本当に素敵な男性で、〇〇にぴったりの人だと思いました。ずっと一緒にいたから、〇〇が結婚すると聞いてちょっぴり寂しかったけれど、●●さんなら〇〇をきっと大事にしてくれるよね。今までずっと仲良くしてくれてありがとう。結婚しても友達だよ」。

「小学校時代の同級生だった〇〇君と●●ちゃんが結婚すると聞いて、本当に驚きました。聞けば、2年前の同窓会で再会し、密かにお付き合いを始めていた、とのこと。やんちゃでサッカーばかりしていた〇〇君と、おしとやかでクラスのマドンナ的存在だった●●ちゃんが、将来結婚することになろうとは、当時、誰が予想したでしょうか? こんなことなら僕も同窓会で頑張っておけばよかったな、とちょっと後悔したぐらいです。〇〇君は、お父様の仕事を継いで今や立派な経営者として活躍されています。しっかり者の●●ちゃんと一緒になられたことで、二人でこれからますます家業を盛り立ていくことでしょう。地元の仲間が新しい家庭を作る、というのは、本当に喜ばしいことです。地元の友人を代表し、お二人の幸せを心から祈っています」。

スピーチでは、新郎新婦の人柄が表れているエピソードを盛り込み、とにかくいいところを褒めるのがコツです。また親友には、友情を誓うメッセージを入れてもいいですね。お祝いや感謝の気持ちを素直に表現し、新郎新婦へ精一杯のエールを贈りましょう。

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