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結婚式のスピーチ 基本とマナー

2015年01月30日(金)

結婚式のスピーチ 基本とマナー

結婚披露宴でのスピーチを頼まれると大変な責任に感じられるかもしれませんが、名誉なことと考えてお引き受けしましょう。内容をまとめる上での、基本的なポイントについて紹介します。

その1:スピーチの基本構成

新郎新婦との関係により、スピーチに織り込みたい内容やふさわしい話題は異なります。とはいえ、全体の基本構成としてはおおむね押さえるべきポイントがあります。

まず、スピーチの冒頭には新郎新婦に対するお祝いの言葉を述べましょう。自己紹介は、祝辞の次に行うのが適切です。

自己紹介に続いて、用意しておいた新郎あるいは新婦に関するエピソードを交えた主題について話します。二人ともについてもとから知人である場合には、カップルとしてのエピソードを選択するのも良いでしょう。

メインとなる話題を締めにかかるにあたって、新郎・新婦の将来についての激励の言葉などを言い添えます。更に、スピーチを終了する前に、再び結婚祝いの言葉を述べて締めくくりとして下さい。

主題に何を選ぶか、どのようなエピソードについて語るかは、スピーチする本人が決めて良いのですが、親しい間柄であれば事前に新郎新婦から了承をとっておくと安心して話題とすることができるでしょう。

いろいろな方が耳にすることとなる結婚式のスピーチでは、あまりウケを狙いすぎたり、きわどいネタを使わないのが望ましく、できれば「ちょっといい話」のようなものを選んでください。スピーチ内容にサプライズを差し挟むことは、後々のことも考えると控えたほうが無難です。

その2:時間はどれぐらいにまとめるべき?

話すべき時間は立場によっても異なる面がありますが、あまり長くなりすぎないようにまとめるのがマナーのひとつだと言えるでしょう。具体的には、長くとも3分程度で話しきることが理想であり、文字にして約1000字程度を目安とします。

スピーチになれている人なら、話すべき内容を頭にいれた上で、適度な時間内に話を構成することができますが、あまり経験の無い人はやはり、一旦全文を文章で書いてみるのがオススメです。実際に練習を行ってみて、どのくらいの時間を要するかを計測してみて下さいね。

また、早口で聞き取りづらくならないように、なるべくはっきりと、意識してゆっくり話すように心掛けてみて下さいね。また、当日あがってしまわないようにするためには、事前に人前で練習することが効果的です。

その3:タブーな言葉とは?

披露宴でのスピーチで使ってはいけない言葉はたくさん存在しており、これを避けるためにも慣れないうちはしっかり原稿作りをする必要があるでしょう。

別れに繋がる言葉として嫌われているのが「切れる、壊れる、破る、逃げる」など。不幸を連想させる単語として「死ぬ、なくなる、失う」などの表現も使わないようにしましょう。その他、不安定な印象を持たせる「流れる、欠ける、戻る」などもタブー視されている他、重ね言葉の使用もあまり好ましくないとされています。

判断基準としては、不祝儀に繋がりそうな言葉をとにかく取り去るようにしてみましょう。使ってはいけない言葉が多すぎて、なかなか筆が進まないような時には、まず話したい内容を思うままに書いていき、後からタブーに相当する言葉を言い換えていくのがやりやすいかもしれませんね。

仕上がりに不安がある時は、経験のある家族などに相談して、内容をチェックしてもらっておくとより安心です。

結婚披露宴でのスピーチの基礎、いかがでしたか?
原稿をしっかりと作成する事をオススメしましたが、書いたメモを読み上げるようなスピーチはせず、なるべく頭に入れて当日に臨みましょう。もちろん忘れてしまった時のために、メモを持参するのはOKですが、なるべく使わずに済むよう練習しておいてくださいね。

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