両家の親同士の性格も事前に伝えておいたほうがよさそうです。両家顔合わせの失敗談をご紹介します!
出逢ってから1年後に結婚した私と彼、出逢いから半年後にある事で彼が家族と揉めて家を出る事に、そして私の実家に転がり込む形で同棲を始めました。私の両親はそれぞれ飲食店を経営していたので、彼と私の両親とが顔を合わせる時間もほとんどなく、また私の両親は周りが驚くほどの放任主義の家庭でしたので、彼の事情を聞いて、それならほとぼりが冷めるまでうちで暮らせばいいじゃないか、と普通の親であれば心配するところを、むしろうちに住む事に賛成、歓迎するほどでした。
そして、彼と彼のご両親とは半ば絶縁状態、当然私が彼の両親にご挨拶をする機会もないまま同棲生活を続け、お互いに若かったので先の事などをあまり深く考えずに入籍まで済ませてしまいました。さすがに籍を入れたのだから報告ぐらいはしないと、と私が彼を説得し久しぶりにご両親と連絡を取りました。そして、この機会にぜひみんなで顔合わせをしたいと話が進み、それぞれの都合を合わせてある夜に私の実家で私と私の両親、彼と彼のご両親とが初めて顔を合わせる事となりました。
始めこそぎこちない形で挨拶や他愛もない会話をすすめていましたが、話の内容が次第に彼の家出のこと、連絡もよこさず同棲していたこと、それを私と私の両親が黙っていたことへの親としての怒りの感情が露わに。しかも私の両親も彼の両親もお酒が入ってしまっていたため最終的には感情論になり、私の両親に対して娘の育て方が悪いと当たり出し、うちの息子が可哀想と彼のお義母さんは号泣。つまり彼のご両親から見て私達家族が加害者で彼を強引に同棲まで持ち込んだ、というような話に。彼が私の実家で暮らし始めたのは彼自身の意思ですし、私の両親も黙っていられないタチで、そんな風に本人の気持ちを無視して親が勝手に決めつけるから子供が逃げるんだ、と私と彼は冷静でしたが親同士の喧嘩がヒートアップしてしまい大変でした。途中何故か音楽(演歌)の話になりそこでやっと喧嘩が収まりましたが、一時的な気休めでしかなく、根本的な考え方や価値観が違うため、最後まで意気投合する事はありませんでした。
(40歳 女性)
結婚が決まり、両家の顔合わせをホテルの個室で昼食を取りながら行うことになりました。初対面したお互いの両親。彼の両親は大人しくて口数の少ないタイプのご両親でした。しかもお二人ともお酒が飲めないひと。ちなみに私も旦那さんもお酒は飲めず、私の母は帰りの車の運転があるのでお酒は飲みませんでした。対してうちの両親、特に父親は大酒のみで超~おしゃべり。
席に着いた途端、父はお酒を注文して一人で飲み始めました。そして一人でべちゃくちゃと話し始めたのです。その話の内容も、娘の私についての話だったり、相手のご両親や旦那さんに対する質問だったり話題だったりすれば場も盛り上がるのですが、話す内容は自分の自慢話ばかり・・・。どんな学校を出たとか、どんな会社で働いていたとか、うちの実家の周囲の自然環境がいかに素晴らしいかなど、本当にどうでも良い事ばかりを延々と一人で話し続けました。父以外の私たちは苦笑いしながら話を聞くしかありませんでした。旦那さんのご両親も面食らった様子で、戸惑っている様子でした。私はもう恥ずかしいし、旦那さんのご両親に申し訳ないし、ご両親にこんなバカな父親に育てられた私のことを嫌われないか心配で泣きたい気分でした。顔合わせが終了しても、上機嫌なのは父のみ。他の全員はどんよりとした顔をしていました。せめて顔合わせ前に、お互いの両親に、お互いの両親の性格やタイプを伝えておけば、もうすこしマシだったのではないかと反省しています。
また、私の父は外せばよかったなぁと思いました。
(31歳 女性)
彼の両親は、磯野波平のような厳格なお父様と三歩下がってついて行くような優しいお母様でした。一方私の両親は、ちびまる子ちゃんのおじいちゃんのようなふざける事が大好きな父とそれを見て笑っているような母でした。なので会わせる前からなにかしでかしてしまわないかとても不安で、「変なこと言わないでよ?」と釘をさしていました。しかし私も自分のことで精いっぱいでなかなか気を配ることができず、会話をどう進めたら良いかとまどっていました。緊張してなかなか会話が弾まないうちに、うちの父親が、最近はまっているアイドルの話をし始めました。父親がアイドルの話をすることに対し、母親もニコニコと話を聞き、二人でアイドルの話題で盛り上がり始めました。一方私も彼も、もちろん彼の両親もアイドルの話題についていけず、ただただ苦笑いをするばかり。とはいえ他の話題を振ることもできずに話の流れに皆で合わせるしかなく、非常に気まずい時間が流れました。私の両親はご機嫌で満足している様子でしたが、彼の両親のことを思うと、話題をどうするか、などもっと最初に決めておけばよかったと後悔するばかりです。
(28歳 女性)