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結婚式の受付時 マナーガイド

2015年01月30日(金)

結婚式、披露宴での受付のポイント!

結婚式、披露宴の受付。簡単なようですが疑問に思うこともあるかと思います。ここでは、知っておくと便利な結婚式、披露宴の受付時のマナーについてご紹介いたします。お祝いの席ですので、大人として恥ずかしくないマナーで臨みたいものですね。

受付で名乗るときはお祝いの言葉を忘れずに

結婚式、披露宴でまず初めに行うのが受付になります。始まる30分位前に会場に到着し、手荷物はクロークに預け、トイレを済ませてから受付をするとよいでしょう。15分前には受付を済ませたいですね。受付では最初にお祝いの言葉を述べましょう。「本日はおめでとうございます」と簡潔な言葉がよいです。受付が友人だからといって長話をするのは控えてください。並んでいる人にも迷惑になります。お祝いの言葉の後に、自分が誰かわかるように「新婦の友人の○○です」というように関係性を申し添えるとなお親切でよいと言えます。

ご祝儀は袱紗に包んで渡すのがベスト!色やタイミングにも注意

受付で挨拶をしたら、ご祝儀袋を渡すのですが、ここで注意が必要なのは、ご祝儀袋はきちんと「袱紗(ふくさ)」に包んでおくことです。並んでいる最中に袱紗からご祝儀袋を取り出すのは、現在ではマナー違反となります。袱紗に包まずむき出しで持ってくるのはもっての外と見なされます。ご祝儀袋が傷ついたり汚れたりする原因となるからです。せっかくのお祝い事に汚れたご祝儀袋を差し出すわけにはいきません。大人のマナーとして袱紗に包むことを忘れないようにしましょう。
受付で挨拶を済ませ、ご祝儀を渡す直前に袱紗を取り出すようにしましょう。受付の人の目の前で袱紗からご祝儀袋を取り出します。袱紗を畳み、袱紗に付いている台の上にご祝儀袋を置くか、畳んだ袱紗の上にご祝儀袋を置くかして、受付の人に両手でしっかり渡しましょう。ご祝儀袋の向きはきちんと受付の人が読めるよう、正面を向けるのもマナーです。うっかり逆向きにならないように注意してください。渡すときに、「気持ちばかりですが、お納めください」等の言葉をかけるのもいいですね。
袱紗で注意が必要なことは、弔事と慶事では、袱紗の色に違いがあること。結婚式等の慶事では、赤やオレンジ等の暖色系の袱紗を利用しましょう。ただし、紫色は、弔事でも、慶事でも利用できますので、一つあると便利ですね!

芳名帳に名前を記入するときは慌てず丁寧に

ご祝儀を渡した後は、芳名帳への記入になります。できるだけ、慌てずに丁寧に読みやすい字で書くことを心がけましょう。書き文字に自信がないからといって、代筆を頼むのはマナー違反になりますので、注意してください。
芳名帳への記入もお祝い行事の一つになります。お祝いの心を込めて丁寧に書けば、字に自信がなくても問題ありません。
また、夫婦で参列する場合には、夫婦両名の名前をきちんと書きます。代表者名だけ書くのもマナー違反です。出席者全員が自署を行ってください。

先にご祝儀を渡してしまっている場合の受付のマナー

本来のマナーでは、ご祝儀は式当日ではなく、事前に贈るものなのです。ご祝儀を事前に渡している場合は受付でどうしたらよいのでしょうか?
ご祝儀を渡さないと忘れてしまった人と思われないか心配ですよね。受付では、ご祝儀を受け取るだけが役割ではありませんので、きちんと「事前にお祝いを渡しています」と伝え、挨拶と芳名帳に記入するのを忘れないようにしましょう。
すでにご祝儀は渡しているからと、受付をせずに会場に入ってしまうのはマナー違反です。

その他受付で気をつけるマナー

受付で並んでいるときに、よくあるのが、友人・知人と会ったので喜ぶ余り、大声で話したり、騒いだりするケースです。
華やかなお祝い事なので嬉しくなり、「○○ちゃん、どんなドレスかなぁ」等と気になる話をしたくなるかとは思いますが、結婚式、披露宴は厳粛な誓いの場でもあるということを忘れないようにしましょう。受付担当者が友人の場合も、受付係は新郎新婦の身内という立場と位置づけられていますので、礼儀を失わないようにしましょう。

結婚式、披露宴での受付の基本的なマナーをご紹介しました。簡単なようでマナーはたくさんありますね。これらのマナーをしっかり身につけ、心のこもった結婚のお祝いをしたいものです。是非参考にしてみてください。

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