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結婚式ご祝儀 一般常識

2015年01月30日(金)

結婚式のご祝儀、相場はどれぐらい?

結婚式に招待されたら、ご祝儀を用意するものです。いったいどの程度が相場なのでしょうか? どのような立場で出席するのかによっても金額は変わりますので、ご祝儀の送り方について、基本的なマナーを心得ておくとよいでしょう。

ご祝儀の一般的な相場となる金額はいくら?

結婚式の一般的な相場は、親族以外の結婚式に出席する場合には3万円程度です。ゲスト一人当たりの食事代、引き出物代の相場が合計2万円前後になります。
そもそも、「ご祝儀」にはお互いに支えあうという要素が含まれているもの。結婚式にかかる費用を参加者も応分に負担するという意味ですね。3万円のご祝儀とすれば、新郎新婦の手元には、5千円から1万円残ることになり、ご祝儀の相場が3万円とされる根拠です。
しかし、ご祝儀は、新郎新婦との関係や出席者の年齢、または地方独特のしきたりなどにより相場が異なるものだということも覚えておいてください。
まず、出席者の年齢別で見ると、一般的な友人や知人の場合、20代では3万円前後、30代から40代で3万から5万円となります。また、親族の場合には、友人関係よりも多めに贈るのが一般的です。20代から30代で5万円、40代で5万から10万円が相場になります。

お札の数は奇数になるように調整するのがベスト!

ご祝儀の金額が奇数か偶数かではなく、お札の枚数が問題です。たとえば、1万円札1枚と5千円札2枚を準備すれば2万円の偶数金額でも問題ありません。
枚数を奇数に調整するのは、割り切れない数にすることで、「別れる」というイメージを避けるためです。
特に、ご祝儀を準備する上で、注意しなければならない数字があります。「4」と「9」です。「4・死」、「9・苦」を連想させることから、これらの数字は祝い事である結婚式では縁起の悪い数字とされています。必ずこれらの数字は避けてご祝儀を準備しましょう。

夫婦で参列する場合のご祝儀金額はどうする?

友人関係の結婚式に夫婦で出席する場合は、ご祝儀袋は一つにまとめます。名前も連名にし、5万円のご祝儀とプレゼントを贈るのが一般的です。
5万円だと、枚数は奇数でよいのですが、一人当たりのご祝儀金額が2万5千円になって、3万円を下回ってしまいます。こういう場合は、プレゼントを付け加えて渡すようにするとよいでしょう。

プレゼントを用意する場合には、あらかじめそれとなく新郎新婦に希望を聞いておくとよいでしょう。すでに持っているもの、他の人にいただいたものと重なってしまうと、何だかもったいないですよね。せっかくのプレゼントですから、2人の新しい日常生活で使えるような実用的なものを選ぶと喜ばれます。また、インテリア小物なども好まれるようです。
昔は、刃物や陶器は「縁を切る・壊れる」といったマイナスイメージを連想させるということで避けてきましたが、現代においては「縁を切り開く」などプラス思考なイメージで、現代的なデザインのナイフなどを選ぶ人たちも現れてきました。
さらに、新郎新婦の仕事上の要素を考慮すれば、競合会社の製品を贈ったりするのは無神経というもの。また異性にアクセサリーや下着などといった身につけるものは贈らないのがマナーです。

一緒に参加する友人、知人と事前に話し合っておくとスマート!

友人の結婚式に参加する場合であれば、同じ参列者の友人とあらかじめご祝儀金額を打ち合わせておくと、後で「自分だけ多い・少ない」などとあわてずにすみます。
ご祝儀を渡すときには、袱紗(ふくさ)から取り出し、相手に読める方向に向けて、両手で手渡します。そのときお祝いの言葉「本日はおめでとうございます。お招きいただきありがとうございます」などの言葉と一緒に渡すとよいでしょう。

今はご祝儀やお祝いを結婚式当日に持参される方がほとんどですが、本来は事前に贈るのが正式です。披露宴開始の30分前には、会場に到着するようにし、ゆっくりおちついて対応したいものですね。

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