ゲストを楽しませ、飽きさせないためにも、色々考えておきたい披露宴の余興プログラム。今回は余興を取り入れやすいシーン別に、おすすめの演出アイデアをご紹介します。
・ケーキのデコレーション
クリームだけがデコレーションされた真っ白いウェディングケーキを用意して、新郎新婦の中座中、ゲストにフルーツなどでデコレーションをお願いします。できあがったウェディングケーキを、その後、新郎新婦が入刀すれば、オリジナリティーのあふれる思い出に。
・キャンドルピラミッド
新郎新婦が中座している間を利用し、ピラミッドのように積み上げられたキャンドルに、ゲストが一人ずつ点火していきます。再入場した新郎新婦が一番上のキャンドルに灯を灯せば、キャンドルピラミッドの完成。ゲストとの共同作業で一体感を感じられる演出です。
・プロフィールビデオ上映
新郎新婦の生い立ちや、結婚までの経緯をまとめたプロフィールビデオを流します。二人のことをゲストに知ってもらう良いきっかけになるでしょう。
・マジックショー
中座中もゲストを飽きさせないため、マジックショーなどを手配しておいてもいいでしょう。ゲストに余興してもらうのは、新郎新婦が不在では失礼にあたるので避けます。
・ビールサーブ
野球場でよく見かける売り子さんのように、新郎がビールサーバーを背負って各テーブルを回り、ビールを注いで回る、という演出です。ゲストの数が多くて一人ずつ注いで回るのは大変、というときには、各テーブルにピッチャーを用意してもらうと良いでしょう。ビール好き、野球好きなど、何か関連ある新郎なら、なおさら盛り上がります。ノリのいい音楽をかけて、元気にやりたいですね。新婦が横でおつまみを配って回るのもおすすめです。
・フォトラウンド
再入場は、新郎新婦が各テーブルを回る絶好のフォトタイミング。印象に残る写真が取れるよう、HAPPYとかたどったバルーンや、ひげやメガネなど変装アイテムを、撮影用に用意しておく人もいます。ただし余りふざけた演出は、ひんしゅくを買うかもしれませんので場の雰囲気を読みましょう。フォトラウンドを兼ねて、プチギフトをサービスしたり子供へプレゼントを渡したりしてもいいですね。
・バージンロード再現
神前式で結婚式を挙げたカップルのため、バージンロードを披露宴で再現する演出です。父親と一緒にバージンロードを歩く、という思い出づくりに一役買います。
・ウェイトドール、ウェイトベア
クライマックスで、両親へ花束を贈呈するのは定番の演出です。しかし、ずっと記念に残るものということで、新郎新婦の出生時の体重にしたぬいぐるみや人形を贈る例もあります。これは「ウェイトドール」や「ウェイトベア」と呼ばれるもので、専門の業者で製作してもらうほか、自作で用意する人もいます。
・新郎からの手紙
新婦からの手紙だけでなく新郎からも贈る、というのも斬新なアイデアです。普段、なかなか言えないことを手紙にして読むというのは、誰にとっても心に響くもの。慣例にとらわれず、新郎からも感謝の手紙を読み上げてみてはいかがでしょうか？
・エンドロールを流す
最後に、ゲストへの感謝の気持ちをつづった映像を流します。出席しているゲスト全員の名前を、映画のエンドロールのように紹介するのが定番のアイデア。披露宴の前に撮影した当日のスナップを、大急ぎでこのエンドロールに編集してくれるサービスもあります。ゲストは自分の名前や写真が出てきてビックリ。映画のように余韻が残るので、取り入れるカップルが増えているアイデアです。
オリジナリティーあふれる余興をしたいときは、式場の担当者に希望を伝え、実施可能かどうかよく相談しましょう。決められたプラン以外のことをするには、事前準備にかかる新郎新婦の負担も大きくなりますが、頑張った分、ゲストの心に響く演出ができるはず。自分たちだけの結婚式を、手作りで盛り上げていきましょう。
