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両家顔合わせのマナー講座ver.3

2015年01月30日(金)

結納と両家顔合わせの作法・マナー講座3

結納・食事会の準備は滞りなく進み、あとは本番のみ。兄弟などで経験済みの方ならば慣れたことでもありますが、自分自身となると緊張するものです。いよいよ両家の顔合わせ当日となったとき、焦らないための知識を確認しましょう。

その1:これで迷わない!マナーに沿った「食事会の席順」

両家顔合わせのための食事会の席順は、一般的なマナーに則った決め方とするのが基本です。座敷やテーブル席などいろいろなケースが考えられますが、どのような形であっても着席順は同じとなります。上座から、父親、母親、結婚する当人の順番とし、対面どうしとなるように着席します。円卓の場合も同様で、父親同士、当人同士が隣り合う形となるのが基本です。兄弟の参加がある場合は、当人達に次ぐ順で着席し、年齢順とするのが一般的な方法です。
とはいえ、形式のみにこだわる必要はあまりなく、参加者の数や年齢によっては両家で相談の上、話しやすい席順とするのが良いでしょう。あくまでも交流を持ち、進行を深めるべき場である事を考慮してください。

その2:進行役は誰がやる?当日の流れを見てみよう

両家顔合わせにおいては、特別な式次第があるわけではないため、かしこまった形の進行役をおかず、新郎の父親の挨拶から始めることとなります。続いて参加者の紹介を両家の父親がまとめて行いましょう。また、軽い雰囲気で進行したい場合には、新郎・新婦から自分の家族を紹介したり、各自に簡単な自己紹介をしてもらうこともあります。婚約記念品のやりとりなどがあれば、食事をスタートする前に済ませておきます。

乾杯の音頭は、新郎の父親あるいはその場の年配者など、適正な人物を事前に決め、お願いしておきます。以後は、それぞれが近くの人との間談を楽しみながら、楽しく食事をすすめます。「進行者」としての役割は父親にまかせることとなりますが、全体の話の弾み具合や、切り上げる時期、飲み物の不足などといった部分については、新郎新婦がしっかりと気配りをし、参加者全員に楽しんでもらえるように配慮しましょう。

その3:おめでたい席で険悪に?お互いの話題選びに注意

両家顔合わせの席では、初めて顔を合わせるという組み合わせも多いもの。好みや性格などがわからない者同士、トラブルにならないための注意点を確認しておきましょう。
まず、楽しく会話を続けられるように、話し相手の事を多少なりとも知っておくことが大切です。席順はある程度事前に決まっているものですから、双方の情報を新郎新婦から提供し、もしも注意点などがあれば事前に知らせておきます。
また、好みの話題は続けやすいものとはいえ、ちょっとした見解の相違でもめ事にも発展しやすいのがスポーツの話題です。野球やサッカーなどのチームについての話題に偏ることは避け、好みのチームについての発言も明確にはしないほうが無難に進行することができるでしょう。

その4:予行練習必須。意外と目につく「食事マナー」

相手方の家族と食事を共にする両家顔合わせの場で、意外と気になるのが食事のマナーです。食事のメニューやジャンルによって不安のある時は、事前に家族で予行演習を行っておくと良いでしょう。

コース料理でのマナーについては、下調べするだけでなく実際に食べる練習をしておくと安心です。新郎・新婦だけでなく、両親を含めた参加者全員で実行することができれば、焦ったりする心配もなくすことができます。
また、マナーだけでなく、もっと初歩的な「行儀」の部類に入る食事マナーについても、見られているものですから注意しましょう。家族内では気にしないことでも、場合によっては相手に不快感を与えてしまうこともあります。
さらに、お酒の飲み方やすすめかたなども、食事マナーの一部として考えましょう。気持ち良く食事の時間を全員が楽しめるよう、がさつな行為は控え、丁寧に接することが重要となります。

顔合わせ食事会・当日のいろいろな注意点・知識をご紹介しました。形式や両家の考え方により、内容や雰囲気は千差万別となりますが、みんなが楽しく当日を過ごせるようにしましょう。

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