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婚約して分かれたカップルが復縁した体験談(1)

2015年01月30日(金)

傲慢な私の復縁談

幸せな婚約から一転、破談となり、、何とか復縁した私の体験談をご紹介いたします。似たような境遇の人の参考になれば幸いです。

婚約破棄のきっかけは「自分の傲慢な態度」

私の彼は私より7歳年上の35歳でした。優しく真面目が取り柄の彼に私は甘えてばかりでした。見た目も平凡で特にお金があるわけでもない彼に不満はなかったのですが、私は決して満足もしていませんでした。彼は私がいなければ、他の女と結婚はできないとたかを括り、彼は私を愛しているから何をしても大丈夫と根拠のない自信を持っていました。私も30歳までには結婚したいという思いがあり婚約まではしたのですが、「こんなはずではなかった」という思いがあったのは事実です。

その傲慢な心からたくさん彼を傷つけてしまいました。友人に会ったときには、不細工でデブで単なるおっさんという扱いをし、我儘放題に振る舞い、私の言うことには何でも従うのよと友人に自慢していました。食事をする時もこんなお店じゃ嫌だと話題の高級料理店に連れて行っては、散々頼んで残してしまう。もちろんお金は全て彼持ちにして私は一銭も払ったことがありませんでした。こんな態度では、いくら優しい彼でも私に愛想をつかすのも今なら頷けますます。

そんな中、いざ「別れよう」と話をされても、彼が私と別れるわけがないと思い込み「私こそ別れたいのよ」と謝ることもなくその場を後にし、「彼から謝ってくるはずだ」と思い込み数日が過ぎたのです。勿論彼から謝罪があるはずもなく、彼を失い初めて彼も存在の大きさに気づいたのです。これまで我儘に振舞えたのも全て彼の寛大な心からであり年下の私を自由にさせてくれていたことに始めて気がつきました。それと同時にどうしても復縁したいという気持ちが沸き起こったのです。でも、これまで我儘放題の女王様としてしか接したことがない私はどうやって謝罪したらよいのかがわからない状態でした。

どうしても謝りたくて、親と一緒に彼のもとへ

親元で暮らしていた私は食欲もなく塞ぎこんだ毎日を過ごしていました。私の態度がおかしいことに気がついた母親が事情を知り、一緒に謝罪に行こうと言ってくれたのです。一人では心細かった私にはありがたい存在でした。

二人で彼の家まで謝罪に行きましたが、彼は出てきてはくれません。私は途端にどうしても彼を取り戻したい心になり、普段のプライドを捨てて泣きながら玄関前で土下座したのです。見かねた母も一緒に泣きながら謝罪してくれました。この時の私はいつもの計算等微塵もありませんでした。

以前と変わらず優しい彼は、慌てて出てきてくれました。様子が窓から見えていたのでしょうか。部屋に入れてくれて私の話を真剣に聞いてくれました。「私の態度が付け上がっていました。どうしても私ともう一度やり直してください。二度と生意気な態度で傷つけたりしません」と必死に訴えたのです。母も一緒にお願いしてくれました。元から優しい彼は復縁を承諾してくれました。私のことをまだ好きでいてくれたのかもしれません。そうであったと信じたいのです。

いくら親しい仲でも、相手をけなす行為はダメ

今では再度婚約をして、結婚式まであと数ヶ月を幸せに過ごしています。もう2度とあんな傲慢な態度はとらないと誓い誓いを守り、生涯彼と一緒に寄り添って行こうと心に誓っています。

私がこの一連の事件で学んだのは、いくら婚約していても相手をけなす行為はだめなんだということです。相手を尊敬し、敬う気持ちを忘れてはいけないのです。彼は優しいというところが一番の尊敬するポイントです。私にはその優しさが不足していました。彼と寄り添い、その優しさを見習っていきたいと感じています。

私の婚約破棄から復縁までの体験談をご紹介しました。今思い返してもどうしようもない子供だったと反省するばかりです。優しい彼がどこまでなら許してくれるのか?を試していたのかもしれません。でも、その行為は間違いです。閾値を超えたらあとは別れしかないのです。そうなる前に似たような境遇の人は心を改めることをおすすめします。

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